Mad Professor / Super Black mini

Mad Professor / Super Black mini
Super Black mini は、1960年代ブラックパネル期のアンプのシグナルパスをオールアナログで再現したプリアンプ/オーバードライブ。生産完了となった Super Black から Sweet Honey Overdrive 回路を省き、1フットスイッチ筐体へ小型化した後継機にあたる。従来機よりヘッドルームと出力レベルが拡大されており、アンプ前段のトーンシェイパーとしても、FXループのリターンやキャビネットIRへ直結するプリアンプとしても機能する。

・1963〜1968年製ブラックパネル・アンプのシグナルパス全体を、オールアナログ回路で再現
・BASS/MIDDLE/TREBLE の3バンドEQに加え、出力段の高域量を調整する PRESENCE を装備
・低域量を切り替える CUT スイッチと、コンプレッション量を切り替える COMP スイッチを搭載
・8〜18V駆動に対応。高いヘッドルームにより、過大な音量を出さずにアンプのブレイクアップ・トーンが得られる
・コントロールは VOLUME/GAIN/BASS/MIDDLE/TREBLE/PRESENCE と CUT・COMP の2スイッチ。電源は9V電池またはセンターマイナス2.1mmのDCアダプター(8〜18V)で、逆極性保護回路を内蔵。バイパスはトゥルーバイパス。

ブランド Mad Professor
消費電流 27mA

スペックはメーカー公表値に基づく参考情報です。詳しくは免責事項をご覧ください。

メーカー公式デモ動画

Super Black mini は、Mad Professor の FACTORY シリーズに属するプリアンプ/オーバードライブである。1963〜1968年に製造されたフェンダーのブラックパネル期アンプを対象に、プリアンプからパワーアンプに至るシグナルパス全体をオールアナログ回路で再現している。

前身にあたる Super Black は、ブラックパネル回路の前段に Sweet Honey Overdrive のブースター回路を内蔵した2フットスイッチ機であった。mini はこの Sweet Honey セクションを省き、ブラックパネル回路そのものに絞ることで1フットスイッチ筐体へと小型化されている。前段のドライブは好みのペダルを組み合わせればよい、という設計判断である。

回路面での変更点はサイズだけではない。従来機に対してヘッドルームと出力レベルが拡大されており、クリーン側の余裕が増している。ブラックパネル・アンプの特徴とされる、きらびやかで芯のあるクリーン・トーンはこのヘッドルームによって支えられる部分が大きい。GAIN を上げていけば、実用的な音量のままアンプをフルアップしたときのブレイクアップ感とダイナミクスが得られる。

EQ は BASS・MIDDLE・TREBLE の3バンドに、出力段で高域を調整する PRESENCE を加えた構成。さらに2つのトグルスイッチを備え、CUT は低域をフルに出すか低域をわずかにカットするかを、COMP はコンプレッションの深さを切り替える。実機のブラックパネル・アンプはモデルやキャビネットのサイズによってローエンドとコンプレッション特性が異なるため、この2つのスイッチはその個体差を選ぶためのものと考えるとわかりやすい。

接続方法は2通りある。通常どおりアンプの前段に置いてトーンシェイパーとして使う方法と、アンプのFXループ・リターンやキャビネットIRへ直接送り込み、本機をプリアンプとして使う方法である。後者ではアンプ側のプリアンプ部をバイパスするため、ブラックパネルのシグナルパスがそのまま出力される。

電源は8〜18Vに対応し、高い電圧を与えるほどヘッドルームが広がる。9V電池でも駆動可能。生産は台湾で行われる FACTORY シリーズの製品である。

Mad Professor について
フィンランド / 2006年 設立

Mad Professorは、フィンランド・タンペレを拠点とするブティック・エフェクター/アンプメーカーである。ペダルの回路は、BJFE(Björn Juhl Förstärkarelektronik)で知られるスウェーデンの名匠ビョルン・ユール(Björn Juhl)が原設計を手がけている。

ユールの手工ペダルを扱っていたディストリビューター、ハリ・コスキ(Harri Koski)が、少量生産のBJFEサウンドをより多くのギタリストへ届けるべく共同で立ち上げた。ブランド名「Mad Professor」は、ユールのニックネームの一つに由来する。

代表作Sweet Honey Overdriveは、名機BJFE Honey Beeの魅力を受け継ぎつつ、自社アンプMP101のリードチャンネルをプッシュするために生まれた一台である。タッチセンシティブで音楽的なドライブ群は世界中で高く評価されており、現在は新体制のもと、Factory(PCB)版とフィンランドで手配線されるHandwired版の両ラインを展開している。

Mad Professor 公式サイト
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