Electro-Harmonix / Deluxe Memory Man 1100-TT

Electro-Harmonix / Deluxe Memory Man 1100-TT
550-TTの上位機種で最大1100msのアナログディレイ。NOS Panasonicバケットブリゲードチップ採用。タップテンポ5種細分化(付点8分・4分3連・8分・8分3連・16分)。エクスプレッションペダル入力でBlend・Rate・Depth・Feedback・Delayをリアルタイムコントロール可能。センド&リターンFXループ搭載でウェット信号のみにエフェクトを追加できる。トゥルーバイパス。(廃番2025年)
ブランド electro-harmonix
146mm
奥行 121mm
高さ 64mm
消費電流 200mA
メーカー公式デモ動画
     
electro-harmonix について
アメリカ / 1968 設立

Electro-Harmonix(エレクトロ・ハーモニックス)は、1968年にマイク・マシューズがアメリカ・ニューヨークで創業したエフェクターブランドである。IBMのエンジニアだったマシューズが、わずか1000ドルを元手に立ち上げた会社の最初の製品が、アンプに歪みを生み出すブースター「LPB-1 Linear Power Booster」だった。この小さな箱が、オーバードライブという新しいサウンドの時代の幕を開けることになる。

翌1969年に登場したファズ/サステイン・ペダル「Big Muff Pi」は、EHXの名を決定づけた。マニーズ・ミュージックで初期のBig Muffを手にしたジミ・ヘンドリックスをはじめ、デヴィッド・ギルモア、カルロス・サンタナ、後年のスマッシング・パンプキンズやソニック・ユースまで、数え切れないギタリストの音を支えてきた歴史的名機である。

1970年代のEHXは飛ぶ鳥を落とす勢いだった。Small Stone(フェイザー)、Electric Mistress(フランジャー)、Memory Man(ディレイ)といった名機を次々と世に送り出し、1978年には年商500万ドル、従業員250名を超える規模にまで成長する。しかしその後、経営難と海外勢との競争によって、EHXは一度その扉を閉じることになる。

転機となったのは、マシューズがロシアとの縁を活かして立ち上げた新会社ニュー・センサー社だった。ソ連製の真空管やSovtekブランドの製品を輸入する事業を足がかりに、Big Muffやスモールストーンを復活させ、2000年には生産をアメリカへ戻す。まさに不死鳥のごとく蘇ったのだ。

創業から半世紀を超えたいまも、Electro-Harmonix は歪み系からモジュレーション、ディレイ、真空管まで幅広いラインナップを擁し、常にミュージシャンの視点に立った個性的な製品を生み出し続けている。ロックの歴史とともに歩んできたこのブランドの遊び心と革新性は、一台一台のペダルにいまも息づいている。

electro-harmonix 公式サイト
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