WAMPLER / Ratsbane
1980年代の名機、いわゆる「Rat」系ハイゲイン・ディストーションへの Brian Wampler なりの回答となるペダルである。Distortion を絞れば図太いゲインブースター、上げれば倍音豊かで喉を鳴らすようなファズライクな歪みが得られる。要となるのは Filter コントロールで、反時計回りでミックスを切り裂く高域の抜けを、時計回りで温かくバターのようなトーンを作れる。さらに Wampler らしく2つのスイッチを備える。3ポジションの Gain スイッチは中央がストック、左右で2段階のターボゲインを加え、Voice スイッチはコンプ感とクリッピングを変えてよりモダンな高ゲイン・ディストーションへと切り替える。オペアンプは交換可能なソケット式で、LM308 化を試すこともできる(メーカー非推奨)。コントロールは Volume・Distortion・Filter に Gain/Voice スイッチ。電源は9V〜18V DC(電池非対応)・消費電流は9V時2.5mA。3PDT トゥルーバイパスを採用する。
| ブランド | WAMPLER |
| 幅 | 38.1mm |
| 奥行 | 88.9mm |
| 高さ | 38.1mm |
| 消費電流 | 2.5mA |
スペックはメーカー公表値に基づく参考情報です。詳しくは免責事項をご覧ください。
メーカー公式デモ動画
WAMPLER について
Wampler は、アメリカのブティック・ギターエフェクター・ブランド。創業者の Brian Wampler が、市販ペダルの改造(mod)から出発し、既製品に満足できず独自の回路設計へと踏み込んだことがブランドの原点となっている。現在はオーバードライブ・ディストーション・ファズを中心に、コンプレッサーやディレイ、モジュレーションまで幅広く手がけている。
設計は Brian Wampler 自身が主導し、アメリカ国内で製造。ブルース、カントリー、ロック、メタルとジャンルを問わず多くのギタリストに支持されている。Brent Mason、Brad Paisley、Andy Wood、Cory Wong、Tom Quayle といったアーティストとの関係も深く、それぞれのシグネチャーモデルを展開している。とりわけ Brad Paisley との縁は、Brian がライブ会場で自作の改造ペダルをステージへ差し入れた逸話から始まったものである。
Brian Wampler はブランドの運営にとどまらず、ペダル設計を教えるオンライン講座やポッドキャストを通じて自作エフェクターの知識を発信しており、DIYコミュニティにおいても知られた存在である。