MAXON / CS550
| ブランド | MAXON |
| 価格 | 25300円 |
| 幅 | 120mm |
| 奥行 | 152mm |
| 高さ | 60mm |
| 重量 | 590g |
| 消費電流 | 36mA |
Maxon(マクソン)は、長野県松本市に本社を置く株式会社 日伸音波製作所(にっしんおんぱせいさくしょ)が展開する、日本のエフェクターブランドである。日伸音波の創業は1966年。当初はギター用ピックアップの製造を主業としていたが、1960年代末から他社製エフェクターのOEM生産を手がけるようになり、そこで培った技術を土台に、1971年に自社ブランドとしてMaxonを立ち上げた。
Maxonの名を語るうえで欠かせないのが、星野楽器のIbanezブランドとの関係である。日伸音波はIbanez向けにエフェクターをOEM供給しており、当初はMaxonを国内市場向け、Ibanezを海外輸出向けとして、中身は同一の製品を二つの名で送り出していた。ロゴ以外はほぼ瓜二つ、という個体が存在するのはこのためだ。
その象徴が、1979年に登場した初代チューブスクリーマー、Ibanez TS808である。設計を担ったのは日伸音波の技術者・田村進。ハードにクリップさせるファズやディストーションとは異なり、真空管アンプがほどよく歪んだような、中域に芯のあるドライブサウンドを狙ったこのペダルは、スティーヴィー・レイ・ヴォーンらの愛用によって世界的な名機となった。同じ回路はMaxon名義のOD808としても流通し、両ブランドはオーバードライブ史にその名を刻んでいる。
2000年代に入り星野楽器が自社生産へと舵を切ったことで、MaxonとIbanezはそれぞれの道を歩み始めた。以後もMaxonは、歪みものからアナログディレイ、モジュレーションに至るまで、MADE IN JAPANにこだわった質の高いエフェクターを送り出し続けている。派手さより実用と質感——その一貫した姿勢が、いまなお世界のギタリストに支持される理由である。