Ibanez / TS808
| ブランド | Ibanez |
| 幅 | 74mm |
| 奥行 | 124mm |
| 高さ | 53mm |
| 重量 | 570g |
| 消費電流 | 8mA |
Ibanez(アイバニーズ)は、名古屋に本社を置く星野楽器株式会社が展開する、日本を代表するギター/ベースブランドである。そのルーツは1908年(明治41年)、名古屋の星野書店の楽器部門にまで遡る。1929年に独立して海外楽器の輸入販売を手がけるようになり、当時取り扱っていたスペインの楽器メーカー「イバニエズ・サルバドール(Salvador Ibáñez)」社のクラシックギターが、のちのブランド名の由来となった。
1935年頃、星野楽器は自社でのギター製造に乗り出す。スペインの名工に敬意を込めた当初の「Ibanez Salvador」は、やがて簡潔に「Ibanez」へと短縮された。1944年の名古屋大空襲で社屋も工場も焼失するという苦難を経て、1948年に営業を再開。国内市場の厳しさから、日本のメーカーとしては早くから海外市場の開拓へと活路を求めたのが、その後の飛躍につながっていく。
1957年にエレキギターの製造を本格化させると、1970年代後半以降、Ibanezはアメリカ・ヨーロッパで確固たる地位を築く。KISSのポール・スタンレーやジョージ・ベンソンとのシグネチャーモデル、スティーヴ・ヴァイのJEM/RG、そして7弦・8弦へと踏み込んだ多弦ギターの先駆けなど、革新的なモデルを次々と世に送り出し、日本発でありながら世界のロック/メタルシーンを象徴するブランドへと成長した。
エフェクターの分野でも、Ibanezの歴史は古い。当初は日伸音波製作所(Maxon)からのOEM供給を受ける形でスタートし、1979年には歪みエフェクターの金字塔となる初代チューブスクリーマー「TS808」を世に送り出した。2000年代以降はMaxonと袂を分かち、現在はIbanezが自らエフェクターを企画・開発する、自社プロデュースの体制へと移行している。ギターからペダルまで、日本のものづくりの底力を世界に示し続けてきたブランドである。