EarthQuaker Devices / Afterneath

EarthQuaker Devices / Afterneath
Afterneathは、EarthQuaker Devicesのリバーブ。多数のショートディレイを重ねて空間を生成する方式で、洞窟内のような残響から、粒立ったリズミックで不思議な揺らぎまでを作り出す。原音は完全アナログ、エフェクト部はデジタルのハイブリッド構成である。

・多数のショートディレイのクラスターで残響を生成するリバーブ。原音は完全アナログ、エフェクト部はデジタルのハイブリッド構成。
・6ノブ構成(Length/Diffuse/Dampen/Reflect/Drag/Mix)。Reflect最大ではアナログディレイのように発振する。
・最大の特徴はDrag。ショートディレイの間隔を変え、リズミックなピンポンから滑らかなアンビエントまで質感を可変。
・中央のModeノブで9種のモードを選択し、EXP/CV端子からエクスプレッションペダルやCVでDragを外部コントロール可能。
・Flexi-Switch搭載で、オフ後も残響を残すトレイルモードに対応。電源は9V専用(2.1mmセンターマイナス)。
ブランド EarthQuaker Devices
64mm
奥行 121mm
高さ 57mm
消費電流 100mA
     

Afterneathは、多数のショートディレイをクラスター状に重ねることで空間を生成する、EQDのリバーブである。ディレイの粒を密集させれば伝統的なリバーブに、散らせば短くリズミックなディレイ群となり、洞窟のような残響から不思議な揺らぎまで幅広く作り出せる。原音は完全アナログ回路を、エフェクト部はデジタル回路を通るハイブリッド構成となっている。

コントロールは6つ。Lengthが残響の長さ(ディケイ)、Diffuseがリバーブの質感(左でシャープなアタック、右で柔らかいアンビエント)、Dampenがトーンで、一般的なトーンとは逆に左へ回すと高域が出て右で高域が抑えられ暖かくなる。Reflectはフィードバックの深さで、最大ではアナログディレイのように発振する。Mixは原音とエフェクト音の比率で、最大でも原音が完全には消えないものの、ほぼ100%エフェクト音まで近づけられる。

本機最大の特徴がDragである。ショートディレイの間隔を変えて跳ね返り感を調整し、リズミックなピンポンディレイから滑らかなアンビエントまでを1つのノブで行き来できる。このDragは本体右のEXP端子を介して、エクスプレッションペダルやCV(0〜5V)で外部コントロールが可能。中央のModeノブで9つのモード(Unquantized系3種、Chromatic/Minor/Major(Lydian)/Pentatonicの各スケール、Octaves & Fifths、Octaves)を選ぶと、外部コントロール時のDragの効き方が変化し、選択中のモードはLEDの色で示される。エクスプレッションペダルは50kΩのものが必要で、EQDはMoog EP-3同等品を推奨している(10kΩでも使用可だが可変幅は狭くなる)。

フットスイッチはFlexi-Switchを採用し、電子リレー式トゥルーバイパスでラッチ・モーメンタリーの両方に対応。出荷時はオフ後も残響が残る”tails mode”で、残響を切るモードへの切り替えもできる。バッファードバイパスのため、電源が供給されないと信号は出力されない。

世代について。Afterneathは2014年発売のV1に始まり、V2でFlexi-Switch(電子リレー式のサイレントスイッチング)を搭載した。2020年のV3では、Modeノブと9つのモード、EXP/CVによるDragの外部コントロールが加わり、グラフィックの刷新とReflect/Dragの配置変更も行われた。本ページはV3に基づく。

EarthQuaker Devices について
アメリカ / 2004 設立

EarthQuaker Devices(アースクエイカー・デバイセズ)は、2004年にジェイミー・スティルマンがアメリカ・オハイオ州アクロンの自宅地下室で立ち上げたエフェクターブランドである。ミュージシャンとして数々のバンドで活動し、地元でレコードレーベルを運営していたスティルマンが、壊れたオーバードライブの修理をきっかけに回路設計にのめり込み、独学でペダル製作を始めたのがその原点だ。

初期のHoofやDisaster Transport、Ghost Echoといった名機は、すべて彼が地下室で基板の実装からハンダ付け、筐体のプリント、組み立て、梱包、発送までを一人でこなして作られていた。2006年から2010年のあいだに、スティルマンは実に2000台ものペダルを自らの手で組み上げたという。

やがて注文が地下室のキャパを超え、2011年には妻のジュリー・ロビンスが銀行員の職を辞してCEOとして参画。2015年には約1400平方メートルの本社ビルへ移転し、現在は50名を超えるスタッフを抱える。それでも「一台ずつ、手作業で、大変なやり方で」というものづくりの姿勢は変わらず、すべての製品にいまも "Made in Akron, Ohio" が刻まれている。

シンプルで扱いやすく、それでいて音の探求へと誘う出発点であること――EarthQuaker Devices が掲げるこの理念は、ファズやディレイ、モジュレーションといった各機種の個性豊かなサウンドに色濃く表れている。全製品が手作り・手検品され、本国アメリカでは永久保証(ライフタイム・ワランティ)を掲げるという徹底ぶりも、このブランドが世界中のギタリストに支持される理由のひとつだ。

なお、日本国内の正規輸入品はヤマハミュージックジャパンの取り扱いとなり、保証は同社の規定に準じる。

EarthQuaker Devices 公式サイト
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