EarthQuaker Devices / Hoof
Hoofは、EarthQuaker Devicesのハイブリッドファズ。ゲルマニウムとシリコンのトランジスタを組み合わせ、いわゆる緑のロシア製ビッグマフの音色を軸に、温度変化に強い安定した動作を狙った1台である。ToneとShiftの2つのコントロールで中域を大きく調整でき、ギターからベースまで対応する。
・緑のロシア製(グリーン・ロシアン)ビッグマフの系譜を汲むハイブリッドファズ。ゲルマニウムとシリコンのトランジスタを併用。
・NOSゲルマニウムトランジスタを手作業でマッチング。ビンテージ機に多い温度変化による音の不安定さを抑えた設計。
・4ノブ(Level/Fuzz/Tone/Shift)。Fuzzの可変幅が広く、軽い歪みから壁のようなファズまでカバー。
・Shiftは中域の調整。右でオリジナルのマフ的な中域スクープ、左で現代的に中域が前に出た音色に。
・電子リレー方式のトゥルーバイパス。電源は9V専用(2.1mmセンターマイナス)。
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ブランド |
EarthQuaker Devices |
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幅 |
64mm |
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奥行 |
121mm |
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高さ |
57mm |
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消費電流 |
15mA |
Hoofは、EQDのフラッグシップであり、同社の名を広めた代表的なファズである。創業者のJamie Stillmanが、The Black KeysのDan Auerbachが使っていた緑のロシア製ビッグマフの音を再現しようとして設計したのが原型で、これがEQD成功の礎となった。
回路はゲルマニウムとシリコンのトランジスタを組み合わせたハイブリッド設計。ビンテージのファズにありがちな温度差による音色の不安定さを抑えるべく、NOSのゲルマニウムトランジスタを一つずつ手作業でマッチングし、個体差の少ない安定した動作を狙っている。ファズの量の幅は広く、真空管的な自然な歪みから、ノブを上げきった際の分厚いマフ系のファズまで作り出せる。低音の保持に優れ、ベースでも痩せにくい。
コントロールは4つ。Levelが全体の音量、Fuzzがファズの量、Toneはトーンで、左に回すと低音寄り、右で高音寄りになる。Shiftは中域のコントロールで、右に回すとオリジナルのマフのように中域が削れた音色、左に回すと中域が前に出た現代的な音色となり、ToneとShiftの組み合わせでオケの中での抜けを細かく追い込める。フットスイッチは電子リレー方式のトゥルーバイパスで、電源が供給されないと信号は出力されない。
なお、よりハイゲインでシリコン主体の派生機として Cloven Hoof があり、こちらはより鋭くタイトなキャラクターを持つ。
EarthQuaker Devices について
アメリカ / 2004 設立
EarthQuaker Devices(アースクエイカー・デバイセズ)は、2004年にジェイミー・スティルマンがアメリカ・オハイオ州アクロンの自宅地下室で立ち上げたエフェクターブランドである。ミュージシャンとして数々のバンドで活動し、地元でレコードレーベルを運営していたスティルマンが、壊れたオーバードライブの修理をきっかけに回路設計にのめり込み、独学でペダル製作を始めたのがその原点だ。
初期のHoofやDisaster Transport、Ghost Echoといった名機は、すべて彼が地下室で基板の実装からハンダ付け、筐体のプリント、組み立て、梱包、発送までを一人でこなして作られていた。2006年から2010年のあいだに、スティルマンは実に2000台ものペダルを自らの手で組み上げたという。
やがて注文が地下室のキャパを超え、2011年には妻のジュリー・ロビンスが銀行員の職を辞してCEOとして参画。2015年には約1400平方メートルの本社ビルへ移転し、現在は50名を超えるスタッフを抱える。それでも「一台ずつ、手作業で、大変なやり方で」というものづくりの姿勢は変わらず、すべての製品にいまも "Made in Akron, Ohio" が刻まれている。
シンプルで扱いやすく、それでいて音の探求へと誘う出発点であること――EarthQuaker Devices が掲げるこの理念は、ファズやディレイ、モジュレーションといった各機種の個性豊かなサウンドに色濃く表れている。全製品が手作り・手検品され、本国アメリカでは永久保証(ライフタイム・ワランティ)を掲げるという徹底ぶりも、このブランドが世界中のギタリストに支持される理由のひとつだ。
なお、日本国内の正規輸入品はヤマハミュージックジャパンの取り扱いとなり、保証は同社の規定に準じる。
EarthQuaker Devices 公式サイト