Empress Effects / ParaEq生産完了

Empress Effects / ParaEq
2010年に発売された初代パラメトリックEQ。正式名称はParaEq w/Boost。3バンドのパラメトリックEQはそれぞれ±15dBのブースト/カットと3段階のQ幅を持ち、周波数は帯域をまたいで連続的に選べる。広いQは全体のトーン作りに向いて非常に透明、中間のQはローミッドの詰まりを抜いたりアッパーミッドの刺さりを整えたりする日常的な補正に、狭いQは問題のある周波数をピンポイントで削る用途に効く。アコースティックギターのハウリング対策で特に有効。ブーストは最大30dBのクリーンブーストで、EQと連動させて減算EQのメイクアップゲインにも、独立した純粋なブースターにも使える。内部で9V/12V/18Vに切り替えられ、歪みは0.03%未満。トゥルーバイパス。※生産完了(後継はParaEq MKIIとParaEq MKII Deluxe)。
ブランド Empress Effects
114mm
奥行 89mm
高さ 51mm
重量 454g
消費電流 85mA
     
Empress Effects について
カナダ / 2005 設立

カナダ・オンタリオ州オタワのエフェクターメーカー。始まりは2005年、クイーンズ大学で電気工学の学位を取ったばかりのSteve Braggが、友人から「市販品にない機能を持つトレモロが欲しい」と頼まれたことだった。7か月かけて完成させたものの、その友人はすでに別のトレモロを買っており、行き場を失った1台をSteveは地元の中古楽器店に持ち込む。店はこれを気に入って10台を発注し、他の小売店に当たっても同じ手応えが返ってきた。こうしてEmpress Effectsが立ち上がる。

次に取りかかったSuperdelayは設計だけで2年を要し、その間に一人では需要に追いつかないことがはっきりした。組み立てにMike、設計にJay、業務全般にDanが加わって体制が整い、2008年にはJayが単独で設計したParaEqが登場する。設計と製造は現在もオタワの小規模なチームが担っている。

製品の性格は一貫している。スタジオ機材の水準をそのまま足元に持ち込むという発想で、コンプレッサーには外部サイドチェイン入力を、イコライザーにはグラフィックではなくパラメトリックを与える。機能の数は多いが、メニュー階層に押し込めず目の前のノブで操作しきれるところに落とし込み、筐体もできるだけ小さくまとめる。モジュラーシンセをペダルの姿に収めたZOIAのような飛び道具から、バッファーやEQといった土台の道具まで、幅の広さがそのままブランドの輪郭になっている。

Empress Effects 公式サイト
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